ダーウィンのミミズ

勉強会でレイチェル・カーソンの「沈黙の春 5章 土壌の世界」を担当
次の内容で説明する
1. 5章の概要
2. 土壌中の微生物の話
3. ミミズの話
4. 農薬について
5. 土壌汚染
6. 地球温暖化と土壌

その中でダーウィンが後半生、ミミズの研究をしていたことを知り、その内容を紹介する

まずチャールズ・ダーウィンの歴史
英国1809年-1882(明治15年)

1809には エドガーランポー ゴーゴリ メンデルスゾーンが生れている
1882年の事績 サグラダファミリヤ教会建設開始、フランスハノイを占拠、壬午軍乱(じんごぐんらん)又は朝鮮事変、戒厳令制定 エマーソン死亡など


1831年12月-1836年10月 英国海軍の測量船ビーグル号に乗船 22歳~27歳
1839-1842年 「航海記」 発表 30~33歳
1859年 「種の起源」 50歳
1881年「 ミミズと土」 (40年にわたる研究結果 ) 72歳

2009年は 誕生200周年と『種の起源』出版150周年記念でいろいろな催しがあった。
記念映画「クリエーション」も作成され、先日TVでも公開された。

この本の題名は「ミミズの作用による肥沃土の形成とミミズの修正の観察」
研究開始は28歳、40年以上観察と実験を繰返し、72歳で書き、翌年 死亡。

日本では4回出版されている
『みみずと土 谷田専治・大島正治訳, 冨山房百科文庫, 1938.
みゝずと土 谷田専治訳「ダーウィン全集16」改造社,1950
. ミミズと土壌の形成 渋谷寿夫訳,たたら書房,1979.
ミミズと土 渡辺弘之訳,平凡社ライブラリー,1994.
札幌市の図書館にはいずれも無く、北大図書館に2冊のみあった
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子供向けの本も作られている
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ダーウィンのミミズの研究 (たくさんのふしぎ傑作集)福音館書店 (2000/06)

この本のamazonのブックレビューがいいので以下に紹介
本書は、進化論で有名なダーウィンが行ったミミズについての観察や実験をたどった、ユニークな「科学絵本」である。ビーグル号に乗船しての世界周航から帰国してまもなく、ダーウィンはイギリスの田園地帯の肥沃な土壌を生み出すミミズの働きに興味を持つようになる。彼は何匹ものミミズを解剖して、飲み込まれた土が細かくくだかれるプロセスを解明する。次に、人手を介して、ある一定区画内に現れるミミズの糞を入手してそれを平らにならして厚さを測ったり、30 年近く前に白亜をまいた牧草地を掘り返して、「たいらな土地では、ミミズが石を埋める速度は1年あたりB6ミリ前後」との結論を出す。その実験方法の素朴さや、事実を求める忍耐強さを読むと、ダーウィンの人となりに親しみを覚えてしまう(杉田比呂美氏のとぼけた味の絵の影響もあるかもしれないが)。ふつうの子供むけの本ならここでお終いだ。だが、この絵本の著者は、「1年に6ミリ、30年で17.5センチなら、150年後のいまはその5倍で85センチから 90センチ!」と考え、現地の協力者の助けを借りて、ダーウィンが住んでいた家の裏庭近辺を掘り返す許可を得て実行に移す。そして、その結果は……。 ダーウィンが導き出した結論に基づいてひとつの予測を立て、実際に調査した結果、著者にとって(そしてダーウィンにとっても?)意外な事実が現れたことが正直に述べられている点が本書のミソである。そこには、著者が感じたと同様に、若い読者にも「たしかにおかしい」「なぜだろう」と感じてもらい、彼らの好奇心を刺激したいという願いが込められているのだろう。なお、本書の参考文献の一覧が、裏表紙の見返しの部分にあえて目立たないように(?)白抜き文字で記されているので、興味のある方はお見逃しないように。

次のような本も見つけた
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アダム・フィリプスという人の「ダーウィンのミミズ、フロイトの悪夢」2006年 最近の本
児童精神療法の専門家で理系の本ではない
本自体の主題は「ダーウィンは何故最後にミミズの本を書くことが必要だったのか」ということ
別の言い方では「自然を愛し、ひいては人間の本性を愛するために信ずべきことは何か?
カーソンさんと同じく―sense o wonderではないか―この言葉は使っていないが・・・・

この本によると ダーウィンは1837年航海の翌年 28歳の時 イギリス地質学会で4回発表しているそうだ
1.チリの海岸の近年における隆起
2.ラプラタ河近隣の絶滅哺乳類を含む堆積物
3.珊瑚礁の形成
4.沃土の形成について

3番目は有名なサンゴ礁の形成の話で今でも通用している
4番目がミミズの話でミミズが沃土を形成するということを説明

この本では沃土はvegetable mold と書くが本当はミミズが作るからanimal moldというべきと書いてある。
英語辞典で調べるとvegetative moldとありvegetable moldはない。
この200年の間に変ったのだろうか?







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