宮沢賢治の聖地感覚

鎌田東二「聖地感覚」の冒頭に宮沢賢治の「春と修羅」の1節が紹介されている。

さうです、農場のこのへんは
まったく不思議におもはれます
どうしてかわたくしはここらを
der heilige Punktと
呼びたいような気がします
この冬だって耕転部まで用事できて
ここいらの匂いのいいふぶきのなかで
なにとはなしに貴いこころもちがして
凍えそうになりながらいつまでもいつまでも
いったり来たりしていました

このドイツ語は英訳すると the holy point、和訳で聖なる地点で、それを賢治は小岩井農場の一角にするどく関知しているのである。
と続いて、この体験派の宗教学者の本がはじまっている。

いまは聖地観光がブームらしい。
ずいぶん昔 中沢新一 細野晴臣の「観光」という本もあった。

古くからのお寺や神社、ストーンサークル、
縄文時代の岬だったところとか、湧水のあるところ、噴火や温泉
そしてそれらの幾何学的関連とか
これらの多くは地質学が得意とするところ

札幌の神社は藻岩山や五天山を通る直線上に並んでいるということも関係あるのだろうか
古代のそして今でも、最も科学的な発想はアナロジーにしくはないということかな


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