放射能のリスク管理

リスク管理の第1人者 中西準子氏は放射能のリスクについては沈黙を守っている。

畝山智香子氏は近著「「安全な食べもの」ってなんだろう?  放射線と食品のリスクを考える 」で初めて一般市民に分かりやすい放射能のリスクを解説した・・・との書評に釣られて読んでみた。
この本はそれほど分かりやすい本ではないが、いろんなリスクを統一的な手法で比較してみた結果を示していて、
放射能は怖いが同じようにお米やヒジキだって本当は怖いし、タバコはもっと怖いことを示している。

この本を多くの人に読んで欲しいが一般向けにしてはまだ難しすぎる。
前書「ほんとうの「食の安全」を考えるーゼロリスクという幻想」よりは分かりやすいけども。

この著者が「食品安全情報brog」を主催している方とういのは初めて知った。
このbrogは以前からよく利用させて貰っていて、コメントが女性っぽいとは思っていたが、まさか本当に女性とは全く思わなかった。

この本で印象的な部分を以下に紹介する

紫外線による皮膚がんへの感受性は肌の色によって大きく違うが、放射線感受性は人種や個人に大きな差は無い

食品中の天然放射能 ブラジルナッツ(207ベクレル/kg{カリウム40})、バナナ130、ニンジン126、赤身肉111、ビール 14

最悪の発がんリスクはタバコ(喫煙はすべてのがん予防を無にする)

食品中で発がんリスクが最も高いのはヒ素(水、米、ひじき等)

ミネラルウオーターは水道水より安全ではない

調理方法でアウトドアで人気の燻製は発がんリスクが最も高く、お勧めできない

放射能も危険だが、日本ではヒ素がもっと危険であることを知っておくべき。

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こういう多様なリスクを比較するリスク管理手法は多くの仮定が入るために正確さにはやや欠けるかも知れないが、これからは重要な分野になると思われる。

畝山智香子氏も忙しいかもしれないが、もっといろんなところで講演などを通して、この分野の普及を進めて欲しい。

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