大震災の住宅ローン

戦後、日本政府が国策として住宅ローンによる持ち家政策を推進してきた。

阪神淡路大震災は都市型の大災害で、持ち家志向が高く、ローンを組んで住宅を購入する人が多い地域を地震が直撃した。

被災者は積み残った膨大なローンのため、マイナスからのスタートを強いられる。

もし、これが賃貸住宅なら・・住み替えれば良い。
もし、これが公営住宅なら・・復興は公費で行われるだろう。

低廉で良質な公営住宅が賃貸で提供されていたら、被災のコストも公的に負担されたことだろう。

一生を抵当に入れて手に入れる住宅という私有財は奇怪なものではないのか。

というような書評が「ちくま」に載っていて考えされられた。
公営住宅に住んだことがないので考えたことも無かった。

上野千鶴子「マイナスからの出発」という2ページもの。
これは島本慈子「大震災で住宅ローンはどうなるのか」の書評。

「ちくま」は筑摩書房の月刊誌で軽く読むにはなかなか優れている。
この号では東雅夫の「ルビの喜悦、日本語の豊穣」で柴田天馬訳「聊斎志異」リバイバル本の解説文の紹介がある。
ルビは一つと思っていたが3種類あるという。
発音ルビ、意味ルビ、故事ルビで、なるほどと思った。

ちなみにルビを語源由来事典でみると
ふりがなに用いた7号活字の大きさがイギリスでrubyと呼ばれる活字と同じ大きさだったため、仮名用の活字をルビと呼ぶようになり、ふりがなのこともルビと呼ぶようになった。
欧米では活字の大きさを宝石名で呼び、5ポイントはpearl(真珠)、5.5ポイントはagate(瑪瑙)という。

なだいなだ「人間、とりあえず主義」ではミレニアム3部作のことが書かれている。
主人公は当然ハッカーが得意な女性と思っていたが、経済誌の記者が主人公だとしている。
関心の有り様によって、主人公も変わるというのはおもしろい。


大震災で住宅ローンはどうなるのか
筑摩書房
島本 慈子

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 大震災で住宅ローンはどうなるのか の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



和訳 聊斎志異 (ちくま学芸文庫)
筑摩書房
蒲 松齢

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 和訳 聊斎志異 (ちくま学芸文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル




ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上
早川書房
スティーグ・ラーソン

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック