国後にシャンツェを造り、素っ裸でジャンプ

猪谷六合雄さんはスキー界の草分けの人物らしいが、全く知りませんでした。
「スローで行こう」より

 赤城に生まれて、戸隠に大往生した95年の生涯。その巨人が残した著書「雪に生きる」を読み解いた章を読んでいるうち、破天荒な放浪ぶりにただ驚嘆する。赤城山上・大沼湖畔の旅館の主人は、自分でシャンツェをつくるほどスキージャンプに夢中になり、本人が言うところの「慣性の法則」に従って日本海沿岸を北上していく。六合雄39歳、妻サダ21歳。二人で北海道を転々とした果て、驚くべきことにクナシリ島で6年余も過ごす。
 そこでもシャンツェをつくり、ジャンプを楽しむが、「朗らかな、暖かいお天気が続くようになったある日のこと」---。六合雄は上着を脱ぎ、ズボンを脱ぎ、とうとう一糸まとわぬ丸裸になって飛んだ。

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