岩内平野の地質巡検

第四紀の地質の解釈は難しい。
海進と海退、地盤の上昇と沈降、堆積物の体積と削剥など未知数はたくさんある。
わずかに残る証拠から犯人を捜すことと同じで、若い頃から訓練をしないとなかなか整合的な答えが分からない。
今回は小野先生の論理的でわかりやすい解釈を露頭を前にして聞くことができて、少しは理解できた。
地質学と地理学の両方の方法を駆使しないと正解に至るのは難しそうだが、この両者は何故か水と油(?)だったが今はどうなんだろうか。

数mに数十箇所のノンテクトニック断層
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右下がりの構造と左下がりの構造、初成の層理と後成の水抜け、どっちがどっち
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寒冷期の厚い砂丘堆積物
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第133回 最終間氷期勉強会  巡検のご案内
「岩内平野の第四紀層」
-堆積構造と地質層序を学ぶバスの旅-

岩内平野には、海岸段丘や砂丘が発達し、第四紀層の新鮮な露頭が数多く見られま
す。しかし、採掘中なので、前回見た露頭が無くなって、新たな露頭が出現している
こともあります。
 海成層から陸成層への変化、洪水や津波による堆積相、扇状地砂礫層。風成砂丘の
斜層理、洞爺カルデラ噴火による火災流堆積物が幌似(泊原発の手前10km)に厚さ20m
ほどで堆積、海成段丘面上の洞爺火山灰(11万年前)、ニセコ起源土石流の下位にピソ
ライト(火山豆石)、泊海岸には波蝕棚、海蝕洞などが見られます。
 現地の露頭観察と既存ボーリング資料により、岩内平野の沖積層、更新統の分布な
どを地質断面図にまとめました。
 参加者の皆様と一緒に地層の成り立ちについて学ぶために、今回の巡検を企画しま
した。

実施日: 2017年 10月 7日(土)

主な見どころ:
 Stop 1 幌似土取り場大露頭:いわゆる岩内層の堆積断面、水抜け構造、火山豆石など
 Stop 2 泥川下流南岸:洞爺火砕流露頭
 Stop 3 滝ノ澗:水冷破砕岩、海成段丘(MIS5e)、洞爺火山灰、波蝕棚
Stop 4 梨野舞納:既存100mボーリング箇所(いわゆる岩内層)、洞爺降下火山灰(Toya)
Stop 5 赤川下流南岸:MIS5e段丘?、河川礫層、リップルマーク、小断層など
Stop 6 赤川奥:古砂丘堆積物(斜層理)、泥炭

案内者: 岡 孝雄 氏(株式会社 北海道技術コンサルタント)
    関根 達夫 氏(株式会社 北海道技術コンサルタント)
助言者: 小野 有五 氏(北星学園大学教授:行動する市民科学者の会・北海道)
  近藤 務 氏(最終間氷期勉強会共同代表)

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