明治の人は地理が読めた

今は地形改変で元々の地形が判らなくなっているので、地理学の学習がうまくいかない。
昔は見たままの地形が自然現象で創られたものだったから、感性さえあればすっと理解できたのだろう。
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「虎山に入る」より
プレートという概念すら知られておらず、地質学も地球学も未発達であった時代に、柳田国男は5万分の1地図と旅の日の記憶だけを頼りに、海中に「見えない」弥彦山をまざまざと幻視し、その山が屈曲させる風位を感知して、浜沿いに吹く風が流れを右に曲げていく川とその川が運び込む砂の堆積を見届け、その先に出現する新潟という都市の生成を描ききって見せている。


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