”プロスポーツは別として、あまり勝負にこだわるのはどうかと思うが、小学校の運動会で順位をつけない傾向もよくない。速い子と遅い子、走るのが好きな子とイヤイヤ 走る子がいていいのだ。
ただし、いちばん速い子をちゃんと表彰したあとで、先生は教えなきゃいけない。
後ろからトラが追いかけてきたとしたら、ビリの子が食われる。でも、ゴールでトラが待伏せていたら1等の子が食われるよ、と。
生き物には多様性があるのが自然であり、勝ったほうが生残るとは限らない、ということを教えるのが本来の教育であろう。
「養老孟司の旅する脳」より
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生物多様性の話につながるのがすごい。
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