[遊びをせんとや生れけむ」の解釈

梁塵秘抄に有名な歌がある

遊びをせんとや生れけむ
戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声聞けば
我が身さへこそ動がるれ

これはごく普通の人が、無心に遊ぶ子供を見て感じた気持を、そのまま真っ直ぐ歌ったものと一般には受取られている。しかし、小西甚一氏はこれは遊女の感慨であるかと思うと書いている。

その根拠として,以下の数首が遊女に関する歌である、たわぶれは「淫 タワフル」という当時の辞書がある、別の歌謡に「遊女」と書いて「あそび」とルビが振ってあることなど。

現代語にすると「遊女になるために生れてきたのだろうか、酔客と戯れるために生れてきたのだろうか、無心に遊んでいる子供たちの声を聞いていると、自分にもあんな幼い頃があったことが思い起されて、深く動揺してしまう、あの子達も自分のようになってしまうのだろうか」ということになる。

これは「孤独の発明 三浦雅士」の中で紹介されている説で、この解釈は昭和16年に発表されているとあるが、初めて目にした解釈です。ネットで探すとこの解釈はそれなりに知れ渡っているものらしい。



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