重心と浮心が違うと足が下がる

水泳の基本姿勢をストリームラインといいますが、これが上手く出来ていると「けのび」で10-15m程度は進みます。

足が下がる人はそんなには進みませんが、最初はみなさん足が下がります。
下向きに作用する重心の位置はふつうは臍より2-3cm足側(丹田ふきん)にあります。
一方、浮力の中心(浮心というらしい)は空気を溜める胸郭に近いところ(みぞおちふきん)にあり、臍より頭側にあります。
この重心と浮心が違うため、足が下がり、頭側が上がります。
泳いでいる間、水平に近いストリームラインを維持するためには、この重心と浮心を近づける必要があります。

複式呼吸で空気を下半身に集めると浮心が下がるだろうと実験した結果は殆ど効果はなかったようです。
今は、重心を浮心に近づける様に指導がされています。

1.けのびの時、手を出来るだけ上に伸す。それで、少し重心が上に移動します。
2.おなかをへこまして、内蔵を上に押上げると、重心が上に移動します。同じ事ですが腹圧を入れると表現されている場合もあります。
3.目線は真下を向き、胸をやや沈めると浮心が足側に移動するらしい。

たくさん息を吸った時は浮心と重心の差が大きくなります。
その時上半身を少し沈めると水平に持って行けるのかな。
息を吐き続けると浮心と重心はだんだん近づいてきます。
この泳ぎの間に浮心と重心が近づいたり離れたりしていることを、上手く使えばもっときれいに速く泳げるかもしれません。

昔の水泳の本では胸に重心があるように泳げと書いてありますが、これだけではイメージが難しいですね。

これは水泳のイロハのイなのでしょうが、大人になって水泳を始めた方でいつまでも足が落ちる人がいますので紹介がてら書きました。

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