人間が存在しない世界に向けての歌

ニッポンの小説2はニッポンの小説1より、焦点が絞られてきていて読みやすい。
最後の章に穂村さんの本からの引用が書いてある。
「我々の<今>には「もっと大きな意味で特別」なことがある。それは、人類の終焉の世紀を生きる、という意味である。人類史上もっとも幸福で、しかし心のレベルとしては最低の生活を生き、種の最後に立会おうとしている我々の<今>が特異点にならないはずがない。
我々は新しい歌を作らなくてはならない。新しいおもちゃのような歌を。それは人間が存在しない世界に向けての歌になるのかもしれないのだから」
これを読んでいて、4-5年前に見た映画「さようなら」を思い出した。この映画は原発事故で国を脱出する騒動の時、病弱な外国人女性とアンドロイドが交す会話から成立っている。コミュニケーションって不思議だと思った映画だった。

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