仕事の成果って、気にしてもしようがない

”内藤:私は美術をやっていて、こういう作品は残るけど、むしろ作品という形になったものよりもこれらをひとりで作っていた何年間かの時間のほうが自分という存在のよすがになるのかもしれない。

茂木:作品は人と共有できるけど、それを作っていた時間というのは他人と共有できないですもんね。そう思うと、なんとなく人はどう生きるべきかっていう誰もが思うテーマへのヒントになるような気がする。たとえば作品に対していろいろ批評があるじゃないですか。作品じゃなくても、ぼくだったら書いた本とか、サラリーマンだったら仕事の成果とか、形になったものにたいしては毀誉褒貶があるわけですよね。ネットの世界でなんか、信じられないような悪意や誤読の批判もあるし。
そこで、でも、自分にしかわからないそのモノや成果を作るための時間をどう一生懸命に、誠意を持って過ごしたかで、他人からの評価は割とどうでもよくなる。自分が胸を張って過ごせた時間ならそれでいいじゃないですか。自分の生きる糧になる。他人を気にするんじゃなく、自分のやりたいように、自分に誇れる時間を作っていくというのが、この地上に生まれてきた人間の”すごく大切ななにか”なのかもしれない。”
茂木健一郎「芸術脳」よりgeijutuキャプチャ.PNG-----------成果という結果よりも、それを求めて日々苦労してきた過程そのもののほうが、はるかに大事ということでしょうね。トライアスロンでいうと、大会でいい結果を出せたということよりも、そのために日々トレーニングしていることそのものが大事ということか。他人の評価って気にしてもしようがない。

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