シンガポール人のアイデンティティ


シンガポールのディック・リーは中国人でありながらマンダリン(北京官話)をしゃべれないマレー化した中国人。不思議に混ざり合った文化的帰属の意識を、彼は英語でこんな風に歌う。
伝統と国際社会
僕のオリエンタル・ハートから
湧き上がるフィーリングを
僕はいったいどう受け止めたらいいのか
東洋人のプライドを守るのか?
それともそれに攻撃をしかけるのか?
マッド・チャイナマンにとってはどちらも大切だ
人生の東洋側も西洋側も
でもマッド・チャイナマンは考える
いったいどちらが本当の道なのかと・・・
「マッド・チャイナマン」 <中略>
彼の内部に生起するこうした文化的ディレンマをディック・リーはシンガポールという土地を通過していくあらゆる音楽的要素を自由自在に組み立て直す作業をつうじて「マッド・チャイナマン」のなかで表現しようとした。ロック、ユーロビート、ラップ、レゲエ、マレー民謡、中国の古謡、インドネシア歌謡曲、インド・タミール系のポップスといった多くの異なった音楽的イディオムが、そこでは正体不明のマレー料理のように混ぜ合わされて、結果として不思議な躍動感のある「シンガポール性」をかもしだすことになった。
今福龍太著「遠い挿話」1994年より。-----------------------------ディック・リーの名前は久しぶりに見た。1990年の「エイジア・メイジア」というアルバムを通信販売で購入したことがあったが、一度きりしか聴いていない。youtubeには加藤登紀子さんとのデュエットもある。https://www.youtube.com/watch?v=7vVm-n_k53Y

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