認知症老人の記憶

介護施設に集う認知症の母の目に映るのは、かつて彼女が一番輝いていた時代。女性たちの人生に戦中戦後の日本が去来する傑作長編。 認知症老人の意識は先へは進まない。過去へ過去へと後ずさりして生きている、という。考えようによってはもう一度生き直している。 「その昔って、いつ頃なんでしょうね」 「いっそご本人に尋ねてみられては?」 大橋看…
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