浜田真理子「胸の小箱」

音楽だけを聴いていると、内向的な女性と思えたが、この本を読むととてもそうではないと分かった。音楽で頭角を現すためには、当然の話か。
思えば子供の頃から感情を表に出すのが苦手だった。特にネガティブな感情は。愚痴も言えない。感情を出すってどんな感じだろうか。「行かないで」なんて言ったりするのだろうか。口が裂けてもそんなこと言えないなあって、そんな風に作った歌だった。
のこされし者のうた
3拍子ならば、普通はウンタッタ、ウンタッタとか、あるいは少々ジャズワルツみたいになるとか、1拍目にドンと入るとか、なんとなく3拍子の輪郭くらいはあるものだ。
でも、外山さんの音にはそれがない。
だから市川は聴くなと言ったのだ。一つ一つ聴いていたら、自分の拍子が分からなくなる。
GoodBy、Love
今は亡き浅川マキさんに同タイトルの曲があるが、これはカバーではない。マキさんへのリスペクトを込めて同じ曲名としたのだ。<中略>そもそもわたしは絶望なんか歌いたくないし、そんなことを歌ったこともない。どれほど先でもいい、針で突いたような穴ほどでもいいから、光が見えなければ歌う甲斐がないとさえ思っている。
この歌では「あなた」という言葉を連呼する。その他にも、「熱いときめき」とか「あの夜の月」とか、「ああ」とか、「あれから」とか、「明日」とか「あ」の字がたくさん出てくる。
これは、「あ」の語感が明るいからだ。歌に込めた希望を言葉で表現するのではなく、語感で匂わせたかったので「あ」を多用した。わたしの声は、「あ」の字を歌うとき、ものすごく明るくなるという特徴がある。また、「あ」の字はフレーズのはじめに持ってくると声が出しやすい。
あなたなしで

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