澁澤龍彦伝

まだ学生の頃、室蘭工業大学付属図書館で「夢の宇宙誌」を見つけ、それ以来、澁澤龍彦の本はずいぶん読んだ。本棚を調べたら文庫本を入れると100冊近い。礒崎純一「龍彦親王航海記-澁澤龍彦伝」は500pを超す大作で読終るのにほぼ1週刊かかった。tat.PNG大半は知っていたが不倫の話は知らなかった。読後、矢川澄子や加藤郁也のウキベディアをみると、同様の記載があった。4回の堕胎の話は本で知っていて、武田泰淳おまえもかと思った記憶がある。蔵書数は約1万5千冊とある。井上ひさしの20万冊、立花隆の7-8万冊、草森紳一の6万冊に比べると少ないが、ペンのみで稼ぎ、一度も教職に就かなかったので、売れっ子作家になるまで金がなかったのだろうか。一流の作家にはなれなかったが、十分楽しませてもらった。一見、知性的な作家だけれど、内田樹による(「あなたが同意しようとしまいと、私の語ることの真理性はいささかも揺らがない」というのが反知性主義者の基本的なマナーである。)というところからかんがえると、反知性的な作家だったのでしょうか。伝記に登場する人々の多くは既に亡くなっている。最初の妻は死ぬまでずっと好きだったと言ったそうだ。以て瞑すべし。

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