聖なるズー

この本はちょうど1年前に出版され直後に予約したが、図書館の人気が高いのか、やっと手元に届いた。自然や動物との共生について、自分の偏見がガラガラと壊れる貴重な読書体験だった。開高健ノンフィクション賞作であるが、審査員の一人、田中優子さんとの対談の中で田中さんがこんなことを言っている。今、石牟礼道子論を書いているとして、
そこで私が感じるのは共感性で、『苦海浄土』の文章からもそれが伝わってくるんです。石牟礼道子は、患者さんに共感し、また動物だけでなく木にも共感している。それを見ていると、シャーマンなど、共感性の強い女性の系譜というのがあるのではないかと思います。沖縄でもそういう話はたくさんありますよね。私たちは、その共感性ということを、本当はあるのに無視しているのではないか。共感性を無視する理由というのは、それを認め始めたら社会の秩序がどうなってしまうのか、わからないからですよね。そうやって私たちが自然界との関係を切ってしまったために、そういう自然との共感性が失われているんです。
sei.PNG犬猫を飼っている人は多い。その多くは不妊手術をしている。この本を読んだ後でもそれを続けるだろうか、それとも飼うことを止めるだろうか。

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