rainbow(虹) と fogbow(白虹)と二・二六事件

虹は水滴の大きさで見え方が変る。水滴の半径が0.5~1mmと大きければ、紫や緑、赤がはっきり見えるが、青色は薄くなる。水滴が小さくなるにつれて赤は薄くなり、半径0.1~0.15mmでは赤は見えなくなる。そして水滴が半径0.03mmで白みを帯び、0.025mm以下(霧)になると色が分かれなくなり、白く明るい半円が見えるようになる。これを白虹(しろにじ、はっこう)という。霧や雲を構成する水滴でよく見られるので霧虹や雲虹とも言う。また、このとき朝焼けや夕焼けなどの時間帯で太陽光線が赤みを帯びていると、白虹が赤く見えることがあり、これを赤虹と呼ぶ。昼間だけでなく、夜に見える虹はmoonbow(月虹)と呼ばれる。イグアスの滝 では満月の夜に虹が見えるのが有名である。
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白虹も赤虹も見たことはないが,白虹は災厄の前兆と言われている。
有名なのは2.26事件の前日に見えた虹だそうだ。井伏鱒二が、白い虹が大陽の真ん中を貫いているのを見たと随筆に書いている。
通行の人たちが中天を指さして口々に囁き合っているので、その方角を見たら、皇居の真上に、霧のような虹がキラキラ光っていたというのだ。その後、井伏鱒二が新聞社の編集部へいったら、そこでも騒ぎになって、誰かが手元の辞書を引くと、<白虹、日を貫く>というフレーズが「史記」の「すう陽伝」にあって、これは戦乱あるいは兵乱の前兆だという。当時の世情が世情だっただけに、この白虹のことは紙上に載らなかったが、それから十数時間後に、あの二・二六事件が起ったのである
久世光弘「冬の女たち-死のある風景」2002年 より。まるで作ったような話だ。fuku.PNG

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