真の暗黒時代ー疫学的に滅亡した人々

「反穀物の人類史-国家誕生のディープヒストリー」より。
”初期国家の時代の世界人口の大半は、国家を持たない狩猟民、採取民で構成されていた。そうした人々が、穀物コアでの密集状態から生れた新しい病気と接触したらーたとえそれが都市の人々にとってはもはやただの流行病で、それほど致命的ではなくなっていたとしてもー人口統計的に 見て壊滅的な打撃を受けただろう、とウイリアム・マクニールは推測している。もしそうだとしたら、こうした無国家人口は、記録も通知も無いままにほろびていったはずだ(だからこそ、記録された歴史の範囲外となっている)。新世界の人々が疫学的に破滅したのがまさにこのケースで、病気の多くはヨーロッパ人の目にもとまらぬ速さで内陸へと広がり、人々は次々と斃れていった。こうした病気に加えて、無国家民を奴隷としてかき集めるという、19世紀まで続いた習慣を考えるなら、それこそが、歴史そのものに気づかれずに歩んだ「歴史なき」人々にとっての、壮大な「暗黒時代」だったといえるだろう。”
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