「デス.ゾーン」

この本を読んで、好きでも無いことを職業にした人の哀れみを感じる。でも今の時代、好きなことを職業としている人は少ないだろうな。最終章が占師へのインタビューなのも暗示的だ。
私の知合いにも栗城さんの講演会に行って、大ファンになった人もいる。陽気で人に好かれる性格で、話がうまく、人を集めたり、金を集めたりが得意だったらしい。こういう「人たらし」には「鬼神を敬してこれを遠ざく」が正しい付合い方かもしれない。
この本の中に、若い頃、短い間だったが同じ会社で仕事をした仲間が何度も登場する。
日本ヒマラヤ協会の顧問で、札幌市内で居酒屋「つる」を経営していた大内倫文さんは、私が頻繁にコメントを求めた一人だ(店は2019年に閉店)。「すごさねえ・・・・? ヒマラヤを何度も経験している人たちは、「ふざけるな」って内心はらわたが煮えくり返っていると思うよ。でもまあ、なかなかいないよね、ああいう発想の登山家、っていうか、登山やっている人間は」
登山やっている人間、とわざわざ言い直したのが印象的だった。

「つる」には先代の時から時々通っていたが、年々、足が遠ざかってしまった。「じゅじゅ焼」が懐かしい。
河野啓「デス・ゾーンー栗城史多のエベレスト劇場」2020年。des.PNG

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