戦前の少年犯罪 「築地書店 2007」

最近は本を読んで目から鱗とはなかなかならないが、この本は盲点でした。
戦前ほどでたらめな時代はなかったと豊富なデータで説得力がある。
先に読んだ「天皇と東大」もこういう時代だと判っていれば、読後感も違っていたかもしれない。

犯罪に関わらず、戦前を知るには必見の書といえる。

この著者は匿名でHP「少年犯罪データベース」も主宰し、いまでもデータを更新中のようだ。

子供は甘やかされて放任されっぱなしで犯罪は黙認に近い
小学生の犯罪が多く、すぐに切れる(切れる子は今に始ったことではなかった)
体罰は意外と禁止だった(体罰だらけというイメージはどこから来たんだろう)
教師はいい加減でそんなに尊敬されていない(先生は清貧と思っていた)
学校に張付いた軍人は実は肩身が狭かった(こんなことは考えたこともなかった)
軍隊は下克上で上官に反抗は当り前(軍隊ってどんな教育していたんだろう)
財政逼迫で徴兵率は低かった(これも以外だ)
旧制高校生はトンデモナイ若者たち、しかも警察までも甘やかし(酔っぱらいに甘いのもこの伝統か)
現代より遥かに凶悪で不可解な心の闇を抱える、恐るべき子どもたちの犯罪目録!なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?
発掘された膨大な実証データによって戦前の道徳崩壊の凄まじさがいま明らかにされる!
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!


戦前の少年犯罪
築地書館
管賀 江留郎

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