詩を口にしなくなって、日本はダメになった

 ”大阪は大正12年の大震災には遭いませんでしたが、空は暗く川は淀んでいました。僕たちは川辺に立って詩を口ずさんで自らを慰めました。
北原白秋、室生犀星、荻原朔太郎----少年の心を揺さぶり、陶酔させる詩がどんどん作られた時代です。小説本よりも、詩集を漁ったものです。平成の今と違って、本屋には詩集がたくさん並んでいたし、またよく売れた。
詩を口にしなくなって、日本はダメになったと私は思っています”
「大遺言」よtり
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森繁久彌さんは晩年まで長い詩でも完璧に朗誦されたり、昔覚えた歌は何番までも歌えたそうだ。
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”夕暮れの浜に座って、女の子に囁くように聞かせたこともありました。一人で涙を流したこともありました。けれど、いちばん純粋になれるのは、これは大人になってからの話ですが、船の舳先に立って、大海原に語り掛けるときです。目に映るものは空と海ばかり---水平線に、優しかった顔、涙ぐんでいた顔、とうとう分かり合えなかった顔---幻のように浮かんでは消えます。詩の奥行きは計り知れません”

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