テーマ:

譜面に書かれなかった思いを表現しなければならない

「100歳まで弾くからね」より 作曲家が楽譜に書くことができたのは、思っていたことの半分ほどなのではないかと思います。ですから私は、残りの半分を想像して弾いていきます。場合によっては譜面と違うように弾いてもいい。自分の色を出しながら、作曲家の意図したものを伝えていく--そこに奏者の個性が表れるのだと思います。 ---------…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

令の意味

白川静「字通」によると、令には多くの意味がある。 1・おつげ、神のおつげ 2・みことのり、ふれ 3・いましめ、おしえ、いう 4・よい、ただしい、めでたい 5・.させる、せしめる、いいつける 6・もし、たとえ 7・怜と通じ、めしつかい 1・2・3・5は上から目線の意味だし、最後の意味は最悪。 「巧言令色鮮し仁」は高校…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

兄には知恵はなかったが、愛情という叡智に包まれていた。

「津島佑子の世界」より ”{自分が日本語とは異質な言葉の世界に投出されて」はじめて、「ダウン症の兄にとって、言葉はけっして無意味なものではなかった」と理解したという。 兄にとって言葉とは、ひとつひとつ、愛情を込めた美しい生き物であり、愛する人たちと与え合う貴重な、光るものだった。{・・・・}人間として純粋な会話しか、兄に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

坂田雅子さんの話

坂田雅子さんは1948年生れの映画監督。 これまでに4作品がある。 最初の「花はどこへいった(2007年)はベトナム戦争で兵役経歴を持つ写真家の夫グレッグ・デイビスの死をきっかけに、ベトナムに行って、枯葉剤の被害の現場を取材したもの。 2作目の「沈黙の春を生きて」(2011年)はベトナムで従軍した米兵の子供達が枯葉剤で苦しんでいる…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ぼくの伯父さん」

長谷川四郎さんの本は時々読んでいるが、これは500ページ以上ある長谷川四郎物語。 どんな生涯を過したのかがよく判った。 文才もあるけれど、語学を勉強したことが大きいのかなと思った。 ”「金冠のイエス」は、1976年11月25,26,27日に東京の日本青年館で上演された。 花田清輝が提唱した芸術運動の実践としての上演を成し遂げた四…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「山怪」と「みず」

副題が「山人が語る不思議な話」とある。秋田県阿仁に住むまたぎからの聞き書きが多い。 鉱山の近くでは蛇が多いという話は、私の経験からもそうかもしれないと思う。 会社に入って、最初に地質調査に行ったのがこの阿仁鉱山の近くだった。 地質踏査の専門家の後を一緒に歩いたが、色鉛筆で地図を塗りながら歩き、宿に着いた頃はもう地質図が完成して…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

アール・ブリュットとアウトサイダー・アート

確かに、アウトサイダーアートという言い方には拒否的な」ニュアンスがありますね。 ”イギリス、英語圏の連中が、アール・ブリュットをアウトサイダー・アートといったというだけで、文明の特徴がよくあらわれていますよね。フランス語圏のほうは、ブリュットというのは、”生な”、”手づかずな”、”ソバージュな”というゆうにいっているのに、イギリス…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「飛ぶ孔雀」

稲垣 足穂や小栗 虫太郎の世界に似た不思議な読後感が残る。 以下は作者のインタビューから ――余談ですが、山尾さんには好みの漢字があるのでは?「犇(ひし)めく」とか。 ああ、初期の頃からですね。これは癖になっているからやめなさい、とか自分でも(笑)。でもあんまり漢字表記にはこだわってないですね。そんな細かいこと言ってる場合…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ロックンロールという物語

この本を読むまで、この人のすごさを知らなかった。 ”そして、また内田裕也は英語で歌い始めた(アカペラで)。エルビス・プレスリーの「Are you lonesome tonight?」だ。 いったい、いままで、政見放送の画面の向こうから、聴衆にむかって、 今夜はひとりぼっちかい? ぼくがいなくて寂しいかい? と話しかけ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

グリーンランドの自殺率

最近、グリ-ンランドからきた日本人の話を聞いたばかりですが、偶然読んだ本の中でグリーンランドの自殺率が世界1ということを知った。アルコールと日照不足による鬱が原因らしい。 ----------------- 独立国ではないから統計には出てこないだけで、どの国よりも飛抜けて高い。それも、自殺をするのは圧倒的に十代が多いらしい。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

公的資源の私物化-政治の消滅

”規制緩和という口実の下で今、日本の指導層がやっているのは、旧ソ連の解体過程で、目先の利いた連中が国家財産を私物化したのとそれほど違うわけではない” 「アジア辺境論」より アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書)[本/雑誌] / 内田樹/著 姜尚中/著CD&DVD NEOWING ★書籍商品の購入に関するご注意コチラ↓…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

具体的に考えること

日経の「プロムナード」というコラムに作家の古川日出男さんが書いている。講演会場で受けた質問とそれへの回答について。 質問は「締切りがあるような文章を日頃書いています。しかし、人生という締切りに、私は間に合うのでしょうか?」 回答は「三日後にあなたは死ぬんだ、と想像してください。あなたには、それでも書きたいものがありますか。あるのなら…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

古代の泳ぎの記録

魏志倭人伝に記録があるが、古代の日本人は素潜りが得意だったらしい。 「倭の人は、魚やあわびを捕ることが好きで、水の浅い深いにかかわらず、誰もが水中に潜ってこれを取っている。 倭の海人は水中に潜って魚や蛤を捕ることを好む。」 「日本泳法のススメ」より “日本泳法”のススメ 伝承文化としての“オヨギ”が伝えるもの [ 中森一郎 ]楽…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

自閉症からのパロディ

ニューロティ_ピカル(NT:(自閉症ではない定型発達者))シンドロームについて。 神経定型発達症は「精神障害」である。 1・NTとは何か---脳神経の障害で、主症状は社会的な評判への極端なこだわりであり、自分が優れているという妄想、社会的順応への執着である。 2・NTの出現率---悲劇的なことに1万人について9625人にこの症状が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

森達也[A3]

「A3]がネットで無料公開されたので、読んでみた。 オーム真理教の話である。 https://note.mu/morit2y/n/nde972b9f0eac なぜあの事件が起ったのか、何も真相が解明しないまま、裁判が終り、死刑が執行された。 「A3]で書かれた内容はほとんど知らなかったし、多くの人も知らないだろう。 公開に当っ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ケルトの合唱団「アヌーナ」

ANÚNA : "Siúil a Rúin" (Walk My Love) この歌はピーター・ポール&マリーの「虹とともに消えた恋」の本歌かな アヌーナという名前はアイルランド神話の豊穣の神ダグダが持つハープの名前からきている。ケルトではハープは不思議な呪力を持つと信じられている。そもそもハー…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

[遊びをせんとや生れけむ」の解釈

梁塵秘抄に有名な歌がある 遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん 遊ぶ子供の声聞けば 我が身さへこそ動がるれ これはごく普通の人が、無心に遊ぶ子供を見て感じた気持を、そのまま真っ直ぐ歌ったものと一般には受取られている。しかし、小西甚一氏はこれは遊女の感慨であるかと思うと書いている。 その根拠として,以下の数…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ゴールは結婚 イタリア--南極 1万3千キロの恋」

昨年、白石元極地研究所所長に会ったとき、13次隊の石川さんが上記の本を出版され、我々の事も僅かに載っていると聞いた。紀伊國屋などに取寄せをお願いしたらリストにない出版社の本のため不可となり、そのままにしていた。しかし石川さんとは南極から帰国後一度も会っていなくて、どうも気になったので、アマゾンで購入してみた。帰国途中にフィアンセとフィレ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

神様ののらくろ者

”私は大学を出て2年くらい、何もしないという時期がありました。ドイツ語で「神様ののらくろ者」と言います。神様が許してくれるのらくろ者、そういう言い方があって、この時期は神様が許してくれるからのらくらしていていい、という。それは普通、ドイツ人は大学を出たあたりです。” 「澁澤龍彦の記憶」の「贅沢な怠け者・池内紀」より --------…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

梅原猛さんが死去 93歳

日本古代史への大胆な仮説や「森の文化」の復権を唱え、日本文化や現代文明の在り方を問い続けてきた哲学者で文化勲章受章者、国際日本文化研究センター顧問の梅原猛(うめはら・たけし)さんが12日、肺炎のため京都市の自宅で亡くなった。 ------------------------------ 若い頃、「隠された十字架 法隆寺論」、「隠され…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

勝ったほうが生き残るとは限らない

”プロスポーツは別として、あまり勝負にこだわるのはどうかと思うが、小学校の運動会で順位をつけない傾向もよくない。速い子と遅い子、走るのが好きな子とイヤイヤ 走る子がいていいのだ。 ただし、いちばん速い子をちゃんと表彰したあとで、先生は教えなきゃいけない。 後ろからトラが追いかけてきたとしたら、ビリの子が食われる。でも、ゴール…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

イディッシュ語

”池内 東方ユダヤ語と呼ばれる言葉があります。「イディッシュ」と言って、ミュージカルの「屋根の上のヴァイオリン弾き」の村で使われていたのは、明らかにイディッシュです。カフカは当時、軽蔑されていたイディッシュ語についての講演をやったり、イディッシュ劇団の世話係まで熱心にかって出たりしている。僕は「変身」などの小説家としてだけでは…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

無意識をいかにコントロールするか

”無意識をいかにコントロールするか。これはやり方を誤ると、暴走を始めてしまう。無意識をコントロールする最上の方法は自然の中に身を置くことで、それが仏教の教えなんです。だから、お釈迦様も菩提樹の下で瞑想したわけです。 <中略> 自然に近いところで住んでいる人は、”ここから先は入れない”という場所、聖域をもって生活できるわけです。そうす…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

読書用眼鏡

"[2000年間で最大の発明は何か」という題名の翻訳本が出た。<中略>わけても私がいたく共感したのは「読書用眼鏡」という回答だった。そのコメントはなかなかふるっていたのである。 「最も重要な発明は読書用眼鏡だ。それは読書や細かな仕事をする人の活動期間を事実上2倍に伸し、世界が40歳未満の連中に支配されるのを防いでくれた」” 「あ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

光の犬

昨年最後に読んだ本は「光の犬」。著者の言葉がネットに載っている。 「ある一族を書く-というと人物の奥深くに入って格闘する形の見事な先行作品がたくさんある。この小説では人物を上空から見るような書き方にしたかった。死は誰にとっても平等でいつやってくるかも分からない。でも絶望的な気持ちになることは全くない。始自身もいつかは死ぬ人間である…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

音楽は危険な夜の女王

” 昔の貴族達にとって、音楽は真剣そのものの営みであり、神仏へのあこがれと恐れを常に意味する「神の遊び」だった。 そして、優れた音楽はちょうど、アラディンのランプに閉込めていた魔物のように、特別な場所に封じ込めておかなければならないもの、場合によっては人間の死を招くものだった。 そして、今でもじつは、音楽はその本質を変えてはいない…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

滝雲

滝雲という言葉を知った。 山の稜線をこえて風下側に流れた雲が、山にそって滝のように落下しながら消えていくもの。 これは中標津の近くで撮った写真だが、滝雲という言葉は知らなかった。 僅か数分の間にどんどん変っていく雲の動きは見ていて飽きない。 2018.8.31撮影 「剥き出しの地球 南極大陸」の中に出て来た 美しい写…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

五足の靴

「五足の靴」をゆく 明治の修学旅行」 明治四十年夏、与謝野寛(鉄幹)、北原白秋、吉井勇、平野萬里、太田正雄(木下杢太郎)が、南蛮文化への興味を胸に九州にひと月の旅をした。その体験は多彩な文学として花開く― この昔の旅行の跡をたどり、著者がその行程を旅行した感想を本にしたようだが、何か消化不良のまま書いたようで、何を言いたいのか、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ネイティブの英語は標準語ではない

なかなかすばらしい発想だ。 「・・・・彼らの喋っている言葉は方言なんだよ。アメリカ人の英語はアメリカの方言で、イギリス人の英語はイギリス方言。それは世界標準ではない。私たちが今話している英語こそ、世界のだれでも理解できる世界標準の英語なんだ。アメリカ人やイギリス人が私たちを見習う必要はあるが、その逆はない。」 「「世にも奇妙なマ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more