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野生芸術

(ヴィクトール・ユーゴー)の私生活に踏み入れる機会が与えられたとき、われわれはこんな驚くべき光景を幾度となく目にしたものだ。封筒の上や紙の切れ端の上でインクやコーヒーの染みが奇妙な独創性を持った城の風景や船の形に変化していくさまである。そこでは光と影が衝突し合って思わざる効果が生れ、職業画家をも驚嘆させるような心をゆすぶる不思議な現象が…
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「サイレント.アース」

デイブ.グールソン著「サイレント.アース---昆虫たちの「沈黙の春」」を11月初めに購入した。400ページを超える本で、2週間で読了。3日間でパワーポイントにまとめ、翌日にレイチェル.カーソン北海道の会で発表した。急いでいたので、誤字脱字が多くて、恥ずかしい。しかし、いい本を読んだ。 除草剤グリホサートの影響を受けないよう遺伝子組み換…
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「徘徊タクシー」

西野地区センターの図書室で坂口恭平の2014年の本を見つけた。この人の本はどれも変っていて、そこがおもしろい。 「うん、徘徊癖のあるじいちゃん、ばあちゃんを乗せて好きなところへ時空を超えて旅するタクシー会社をはじめることにした」 徘徊癖をもつ90歳の曾祖母が、故郷熊本で足下を指しヤマグチとつぶやく。ボケてるんだろうか。いや、彼女…
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月は無慈悲な夜の女王

ハインラインの有名なSF小説からとった「Moon's a Harsh Mistress」はジミー・ウェッブの曲で1974年にレコーディングされて以来、多くの人が歌っている。大ヒットしたわけでもないのに。 (ノルウェイのジャズ歌手)Radka Toneff Moon's a Harsh MistressSF小説の方は分厚い本ですが、20…
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金子みすゞ展

札響の後、同じ中島公園にある北海道文学館の「金子みすゞの世界」を見る。 金子みすゞは1930年に26歳で亡くなった童謡詩人で生涯で512編の童謡を作成した。現在では13カ国語に翻訳されている。 最終日のためか、入場者が多い。1時間も金子みすゞに浸っていると、だんだん金子みすゞが好きになってきた。
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ワクチン後の生きる知恵

この本の終章に船瀬俊介さんがワクチンを打ってしまった人が生き残ろための知恵として紹介しています。 緑茶・海藻・味噌・納豆などの伝統食 タワシマッサージ 日光浴 排泄力を高める(菜食・運動・小食・断食) 笑うこと 息をゆっくり吐くこと 感謝の気持を持つこと --------------------------- 子供の頃…
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ちいさなえほんや ひだまり

新聞記事に金子みすゞ、レイチェル.カーソン、星野道夫の展示会を開催中とあったので、「ひだまり」に行ってきた。普通の一軒家だ。外観が店舗ではないので、ちょっと入るのには勇気がいる。代表の名刺にもこの3名の名前が載っている。この3名のことを紹介したいために絵本屋を始めたそうだ。狭い1室にたくさんの絵本が所狭しと並んでいた。レイチェル.カーソ…
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2025年には日本の実態はない

内海聡著「新型コロナワクチンの正体」2021年を読む。ここに書かれていることが事実なら、と思うと背筋が凍りつく思いだ。「おわりに」に「これから日本では暗黒の時代がやってきます。私はずっと2025年には日本の実態はないと言い続けてきました。<中略>戦いや衝突の一切ない奴隷化したロボット社会も、もしかしたら戦いがある世界より苦痛かもしれませ…
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「日本習合論」

2020年の内田樹さんの本「日本習合論」を読む。たくさんの本を出されているが、帯に「著者の新たな代表作」と書かれているように画期的な本だと思う。日本人の態度として、異物が侵入したときにそれを排除するのではなく、共存することを選んできたということを、繰返し述べられている。共存するためには、話は簡単には済まず、白か黒かではなく灰色決着になる…
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酵母が私たちを家畜化した

先日、テレビでヒュ-ーマニエンス「真菌」を見ていたら、つい最近読んだ「菌類が世界を救う」の記述と同じことを説明していたので、この本がネタ元の一つと思った。この番組は私が先端の未知の世界の本を読んだと思うと、似た分野の企画で同じことを説明していることが多い。このとから思うに、この番組の企画者は私と同じくアマチュアだと思われる。 この本で…
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企業倫理

先月、技術士会で技術士倫理についての講演をzoomで聞いたときに、優れた参考書として、松本創著「軌道-福知山線脱線事故JR西日本を変えた戦い」が紹介された。2005年に起きた福知山線脱線事故は死亡107人、重軽傷562人もの犠牲者を出した。遺族から告発されたJR西日本の歴代社長3人は無罪となり、誰も刑事責任を負わなかった。遺族の目を通し…
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中国に仏教が伝えられるまで、「仏」という漢字はなかった?

ブッダとはサンスクリット語で悟った人間のことを意味する。その漢訳が仏陀になるわけだが、中国に仏教が伝えられるまで、「仏」という漢字はなかった。なかったために造語されたのだが、それは、仏教が伝わる以前の中国には、「悟りを開いた人間」という観念自体がなかったことを意味する。これは島田裕巳著「ブッダは実在しない」2015年に書かれている文章だ…
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縄文人の生活

「縄文探検隊の記録」より。 ○ 日本列島では木の実がカロリー源の中心で、栗が断トツ。その他にくるみ、トチノキの実、カシやナラのドングリなど。 ○漆の利用は9000年前からで、世界で最も古い。 ○平均労働時間は約4時間。 ○天然のアスファルトは接着剤として利用。
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量子論の世界

カルロ・ロヴェッリ著「世界は「関係」でできている-美しくも過激な量子論」よりの抜書き。 私たちが見つけた最良の現実の記述は、出来事が織りなす相互作用の網の観点からなされたものであり、「存在するもの」は、その網のはかない結び目でしかない。その属性は、相互作用の瞬間にのみ決り、別の何かとの関係においてだけ存在する。あらゆる事物は、他の事物…
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音楽の発祥

山際寿一・小川洋子著「ゴリラの森、言葉の森」より。 山際・これはとても重要なんだけど、人間は赤ちゃんを抱きっぱなしではなく、離して育ててきました。どうしてそれができたかと言えば、音楽です。歌であやしてきた。 小川・子守歌ですね。 山際・抱かれていなくても、抱かれているような安心感を赤ちゃんに与えられる。それに、人間の赤ちゃんは握力…
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吃音宣言

誰にも書けない、ひとり武満徹のみにできたエッセイ集だった。それは扉にそえられた献辞からもみてとれる 「親しい友人であるすばらしい二人の吃音家、羽仁進・大江健三郎に心からの敬意をもって」 <中略>高らかな吃音宣言である。医学的には一種の機能障害などともいわれるが、とんでもない。音楽家武満徹は「どもる」という生理の意味を、音感に即して知…
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みっともない人体

「みっともない人体」が警抜なのは、この次だ。ズボンというのはイタリアの道化役者の服装にならってつくったものであるということは、いかにもひにくなものとして響くのである。 このごろはズボンをパンツというようになったので、なおのこと分りやすい。パンツは「パンタロン」がつづまったものだ。パンタロンはイタリア喜劇の道化役「パンタローネ」に由来す…
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メタ規範

人は「メタ規範」を共有している者を「仲間」として認知する。このようなメタ認知は、実践的に習得するしかない。それは、非公式の(反)規範の形態を取っている以上、明示的に言語化することは許されないからである。少し単純化して言ってみれば、「国民同胞」とは、同じメタ規範を共有していると互いに認知しあえる人々の集合であり、「外国人」とは、---顕在…
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最高の快楽

モンテーニュもいうように、我々はものごとを知れば知るほど、まだ知らないことがたくさんあることを知るようになる。この「博学の無知」が知的快楽の出発点である。この知的快楽には限度というものがなく、思いのままに拡大することができる点で、食欲や性欲などの肉体的快楽と異なる利点がある。道で出会う花の名前ひとつ知ることにも、大きな喜びがある知識こそ…
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てふてふ

安西冬衛が戦前に「てふてふが一匹韃靼海峡を渡っていった」という短い詩を書いている。子供の頃、教科書にあるこの詩を読んで、変った詩だなと考えたことを覚えている。山田昌男「古本的思考-講演敗者学」を読んでいて、この詩のヒントが書いてあった。 ローデが「プシュケー」の本を書いたときには。魂と共に、その中にやはり蝶々という意味も表す言葉である…
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土偶は食用植物と貝類のフィギュア

竹倉史人著「土偶を読む」は人気が高く、図書館で借りることができたのは、申し込んでからほぼ1年後だった。確かにおもしろい本だった。 土偶は食用植物と貝類のフィギュアとし、イコノグラフと考古学を援用して、9種類の土偶をクリ、トチノミ、サトイモなどのフィギュアだとシャーロック・ホームズばりに断定していく。 最初は形態からなるほどなるほどと…
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「ハーフ・ブリード」

「ハーフ・ブリード」は文化人類学者 今福龍太の2017年の本で、あとがきによると----- ハーフ・ブリードたちの生存がかけられている現実にして内面的な荒野の描写である。自分一人のものではない身体への厳格な問い直しである。精神の最も深いところを流れる寛容さの水脈の音である。ひとりひとりの混血児達の孤独のうえにたった連帯への淡い希望であ…
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日本人が戦争(現代戦)に向いていない理由

西村京太郎は「十五歳の戦争-陸軍幼年学校最後の生徒」2017年 の最後でその理由を次のようにまとめている。 ①国内戦と国際戦の違いがわからない。 ②現代戦では、死ぬことより、生きることが重要なのに、日本人は死に酔ってしまう。 ③戦争は、始めたら一刻も早く止めるべきなのに、日本人は、だらだらと続けていく。 ④日本人は、権力に弱く…
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「小さい予言者」

浮穴みみ著「小さい予言者」2021年 は評判通り素晴らしい本でした。北海道三部作の三冊目で北海道開拓期を描いた5編の短編集からなる。北見枝幸のゴールドラッシュ「ウタ・ヌプリ」、北海道の地質図を作成したライマンの回想「費府(フィラデルフィア)早春」、北見枝幸の国際的日蝕観測と図書館幻想「日蝕の島で」、樺太の玄関口の稚内港北防波堤の悲話「…
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「希望の歴史」

ルトガー・ブレグマン「希望の歴史-人類が善き未来をつくるための18章」上・下2巻 2021年は「人類の本質は善か悪か」という問いにさまざまな方向から立ち向かった本。説得力は十分であり、文章は平易で一気に読める。多くの人にお勧めできる「希望の書」だ。
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酒匂さんを偲ぶ会

昨年末に逝去された「酒匂さんを偲ぶ会」に参加した。 酒匂さんは地下資源調査所所長を務められた大学の先輩である。 直接に「地質屋は真面目に仕事をしてはいけない」と何かの折に教わった。 酒匂さんは鹿児島県出身で、酒匂という名字も鹿児島に多いらしい。 いつも物静かで紳士的な対応をされていて、木崎先生や安藤さんにも同じ雰囲気を感じていた…
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コロナワクチンを取り巻く多くのいい加減さ

いしい:これは、私の仮説ですが、おそらく、ビタミンDを使えなくするようなことが起こっているのではないかと考えます。たとえば、ビタミンDは細胞が「抗微生物ペプチド」という、細菌やウイルスを攻撃するミサイルのような物質をつくるために必要です。魚でも何でも、生きている生き物は腐らない。死んだら腐る。これは生きている生物が「抗微生物ペプチド」を…
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黒猫は不吉の象徴

猫は古代から幸せの象徴になったり、不吉の象徴になったりと毀誉褒貶が激しい動物だ。特に中世のヨーロッパでは邪悪な集団の一味とされて、迫害の対象になった。特に撲滅の対象になったのは全身真っ黒な猫でした。他の色の猫は見逃され、黒猫でも、体のどこかに少しでも白い斑点があれば難を免れました。小さな白い斑点は天使の印と呼ばれた。おもしろいこと…
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初々しさ

茨木のり子 汲む ーY・Yにー 大人になるというのは すれっからしになることだと 思い込んでいた少女の頃 立居振舞の美しい 発音の正確な 素敵な女のひとと会いました その人は私の背のびを見すかしたように なにげない話に言いました 初々しさが大切なの 人に対しても世の中に対しても 人を人と…
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ズリ山とボタ山とシャモット

一般には北海道ではズリ山と言い、九州ではぼた山と言われている。 行政用語ではぼた山が採用されているのは知らなかった。 地すべり等防止法では第2条2で「この法律において「ぼた山」とは、石炭又は亜炭に係る捨石が集積されてできた山であつて、この法律の施行の際現に存するものをいい、」とある。 より古い鉱山保安法の解説では「「捨石」とは、採…
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