ヲチャラセナイ遺跡見学会

場所は厚真町幌内。
青少年センターに集合し、マイクロバス3台に分乗して現地に着く。
案内役は町の学芸員の皆さん。
この遺跡は厚幌ダムの事業の一環から発見されたそうである。
場所はダム予定地のすぐ上流側右岸の段丘面上にある。
標高は約70mで、こんな高台に遺跡があるのは珍しいらしい。
山越えの交易ルートにあったものと考えられている。
先週は天気の悪い中、先祖供養の儀式が行われたそうだ。
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この場所には樽前の火山灰が3枚見られる
上の白く薄いのが樽前b、中央の砂っぽいのが樽前c
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遺跡はこの下にある。
思ったより広い遺跡群だ。
多くの住居跡やシカの落とし穴があり、時代は縄文時代前期後半(約5100年前)とされている。
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この赤褐色の粗粒な火山灰は樽前d
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特殊な土器でアクチノライト(陽起石)を多量に含んでいるらしい。
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教科書的な黒曜石もある。
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この遺跡群の端に新しい時代の土坑墓が一つあって、これが新発見につながりそうだという。
時代は擦文文化期~アイヌ文化期への移行期頃の約800年前のミッシングリンクと呼ばれているころ。
人骨(頭骨と右腕)、小刀、刀子、耳飾り(ニンカリ)等が出土している。
出土品はアイヌ文化期を示している。
ただし、その時代では墓の向きは頭を東にして作られているが、この墓はそうではなく、あるべき墓標穴もない。
それで移行期の遺跡と考えられている。
学芸員の丁寧な説明を受けて、約2時間半の見学会が終了した。

この発掘には50~30人の作業員が従事しているという。
途中の道路工事に伴う発掘現場では明治時代の枕木跡があり、馬鉄(馬車鉄道)の名残だそうである。
厚真町には約190カ所の遺跡があって、そのうち50数カ所は学芸員の乾さんが発見したそうだ。
この日は天気も良く、いい勉強になりました。
学芸員の皆様、どうもありがとう。



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