「水俣へ」

「水俣へ」(2018)は1996~2016年の11名の講演を集めたもの。
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中村桂子さん
生きものは、過程に意味があるのです。結果ではなくて過程です。<中略>みんな一人一人が生きていることに意味があるのであって、何を行ったかということは一つの物差しで比べるものではありません。

若松英輔さん
昔の日本人は「美し」と書いて「かなし」と読んだ。<中略>「悲し」も「愛し」も「美し」も「かなし」と読んだ。<中略>耐えきれないほど苦しくて、悲しいのに、私たちはそこの切ないほどの美をはっきりと感じることができる。

人が集まるときには二つの集まり方がある。「群れる」か、「集う」です。
「群れる」とき人は、「私」を失います。だからとても汚くて乱暴な言葉も平気で使う。しかし「集う」ときは個であり続けますから、他者ばかりか、自分を不用意に傷つけるようなことはしない。

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