樹霊のこと

本州の神木は、杉、楠が双璧で、銀杏がそれに次ぐ。いずれも樹齢千年をこえ、お化けとしかいいようのないものだが、北海道の神木は、もうひとつ迫力がない。地上にはじめて生育した樹木は、ハルニレだと神話ではされているが、アイヌ民族が北海道を独占していた時代はともかく、本州から移民してきた人々は、樹齢としてあがめなかったような気がしてならない。
草森紳一(「穴」を探る-老荘思想から世界を覗く 2009年)による。アイヌの伝承によれば、天地創造の折、地上に最初に生えた木はハルニレであり、そのハルニレにカンナカムイ(雷神)が恋をして(落雷)起った炎から、アイヌの英雄神・オキクルミが生まれたという。
九州生れの私から見ると、ハルニレやポプラは異国から来た神木のような気がする。円山の桂の大木には樹霊を感じる。しかし、神聖さはなく、痛々しさを感じる。

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