すごい記憶力

野坂昭如「新宿海溝」は若い頃の自伝的小説で、そのなかにこんな文章がある。 まだ平凡パンチのデスクだった後藤明生、澁澤龍彦の妹で、女性週刊誌の記事を書く澁澤佐知子の二人は、酔うと軍歌を唄った。二人とも、おそろしくその歌詞を諳んじていた、「軍歌は、1番や2番だけ唄っても、その神髄にふれたとはいえない、橘大佐なら最後まで、たとえ何時間かかろ…
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